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皆さんお疲れ様です。
オタクリーマンのtoi3です。
PCのフォルダを漁っていたら
昔作成してそのままお蔵入りになった
クトゥルフ神話TRPGのシナリオが出てきたので
ここで晒して供養します。
シナリオタイトル『脳髄牧場』
シナリオ名:脳髄牧場
神話生物:ヘビ人間
アーティファクト:精神支配インプラント
舞台:蛇川村(100人)
クリア条件:村からの脱出
[真相]
蛇川村はA県にあるC山の麓に位置している人口100人のごく普通の小さな村であった。しかし、この村は太古、ヘビ人間の国がありスリーパーと呼ばれる休眠状態のヘビ人間の生き残りが1匹存在していた。何万年以上、眠っていたヘビ人間だが此度の直下型地震で目を覚ました。ヘビ人間は人間への復讐と王国の再興を目的にに精神支配インプラントの増産・実験を行っており、蛇川村の村民は全て精神支配インプラント手術を施されている。精神支配インプラントはネジ状の形状をしており後頭部から脳髄に埋め込まれている。精神支配インプラントをつけられた人間は、平時は何ら異常なく生活しているが、ヘビ人間からの命令を受けると一瞬の硬直後にゾンビの様にその命令に忠実に動き始める。蛇川村出身の蛇川 茜は仕事の為、上京していたが、此度の地震の前後で両親に違和感を感じるようになり(電話中に無言になる、帰ってこいと言わなくなる等)、PL達に真相解明を依頼する。
[導入]
①はじまり
PLは蛇川 茜より両親の違和感を感じていると相談する。
そして一緒に蛇川村に赴き違和感の調査をしてほしいと依頼する。
→その後、自由行動および買い物タイム
②蛇川村(1日目)
蛇川村には新幹線で2時間、ローカル線で1時間、路線バス1時間かかる。
蛇川村で探索できる場所は以下の通り。
(1)蛇川家
訪れると蛇川茜と会える。
会話しても特におかしいところはなく、優しい母親の言動を示す。
ただし、目星成功で後頭部にネジがついていることがわかる
(PLが特に何もしなければ強制目星)。発見するとSANチェック1D3/0
それについて本人に聞いても頭をけがして治療した名残だといわれる。
治療は蛇井病院で行ったという。
(2)蛇井病院
訪れると診察室に入ろうとすると二人の男が話しており、医師 倉井から診察中なのでもう少し待ってくれと言われる。
聞き耳をすることで倉井と蛙の会話を聞くことができる。
倉井:いやぁ、しかしこのところ頭の怪我をされる方が多くて困りますよ。
蛙:いやぁ、面目ない。私もまさか脚立から落ちるとは思っていなくてね。
倉井:まぁ、いいですがね。とりあえず経過良好なのでお薬をもらって帰っていただいて結構ですよ。
蛙:倉井先生ありがとうございます。しかし、いつも思いますがこのオカルチックな診察室はどうかと思いますよ。みんな不安がってます。
倉井:まぁ、これは趣味です、気にしないでください。
蛙:はぁ・・・
蛙村長が出てきてPL達と会うと村に来てくれたことを歓迎する。何もない村だがゆっくりしていってほしいといい、何か困った事や聞きたいことがあれば家まできてくれと言ってくれる。ここで目星すると後頭部にネジがあることがわかる。
診察室にはいると頭蓋骨や六芒星、タロットカード、丸水晶といったオカルトアイテムが目に入る。
母親の件を頭を打って頭蓋骨を割る大きい事故だったと伝える。さらに自分が手術で頭蓋骨をつなぎとめるためにボルトを埋め込んだと主張する。目星に成功すると後頭部にネジがついていることがわかる。
また、解毒薬(PL数×2)をくれる。
何せ田舎だ。毒のある生物も多い。夜間に襲われて僕のところに来られても困るからね。事前に渡しておくよという。
(3)村長の家
訪れると村長蛙に会える。
話をすると最近はこんな辺鄙な村にも若い人たちが来てくれて助かるよ。といい、地震の後に蛇神 一人が村に訪れたことを教えてくれる。また、村の中央にある祠があり蛇の神様を祭っていることを教えてくれる。目星に成功すると後頭部にネジがついていることが分かる。
(4)蛇神の祠
蛇の神(太古のヘビ人間)を祭った祠で蛇神が冬眠していた。地震により蛇神が起き出たことで祠は半壊し、土地が人、一人分ほど陥没している。
考古学or博物学で成功すると祠の内容が紀元前のものであることがわかる。
目星に成功すると祠の中に1冊の本を見つける。
『蛇神の書』
彼は前哺乳動物的な脚でたち、しなやかにくねりながら歩くだろう。まさに二足歩行する蛇であった。彼は高度な科学力と高い知性を持ちながら人間を憎んでいる。彼の技術があれば人間を思いのままに動かすことはさもないことだろう。また、彼は幻影の呪文を唱え我々と同じ形に成り済ます。それを見破ることはできない。我々が幸運なのは彼が長い眠りについていることである。ここに大きな振動がない限り、我々の平穏は砂上の楼閣ながらも続くであろう。
蛇神の祠を探索するとイベントが発生し蛇神一人がPL達に接触する。
蛇神はPL達が何者で何をしにこの村にやってきたのか詮索してくる。
目星に成功すると後頭部に何もないことが分かる。
(5)蛇神の家(地下あり)
昼に訪れると本人が出てきて、部屋に入れてくれない。
夜は地下室にこもっている為、鍵開けによる侵入が可能である。
家の中で調べられる点は以下の通り。
※電灯をつけないと視覚に関連する技能に-10%
机:精神支配インプラント装置がある。
本棚:毒物に関する書物が多く並んでいる。
冷蔵庫:試験管に入った緑色の液体がある(支配血清)。
電灯:つけることで技能値を元に戻せる。
地下室の扉:部屋の中で目星を成功すると発見できる。
地下室に行くとヘビ人間が村人に対しての精神インプラント手術が丁度終了しており、PLに気づく。そしてばれてしまっては仕方ない、と言い戦闘を開始する。
敵は蛇人間1、精神インプラント村人1でステータスは以下の通り。
ヘビ人間ステータス
STR:10
CON:11
SIZ:10
INT:16
POW:13
DEX:13
移動:8
耐久力:10
ダメージボーナス:0
武器:噛みつき:35%ダメージ1D8+毒
毒のPOTは11
装甲:1ポイントのうろこ
正気度消失:0/1D6
精神インプラント村人(リミッター解除)
STR:15
CON:15
SIZ:13
INT:1
POW:1
DEX:7
移動:6
耐久力:14
ダメージボーナス:1D4
武器:パンチ:30% 1D3
装甲:なし
正気度消失:1/1D8
ヘビ人間を倒すとゲームクリアー
精神インプラントを取り除くことはできないが、
受信者のヘビ人間が死ねば操られることはない。
(6)ねじ工場
蛇川村唯一の工場でネジの生産をしているが、現在は精神支配インプラント装置の工場である。訪れると工場長が対応してくれる。機械修理、電気工学のどれかに成功するとこの工場が現代の化学工学を超えた生産体制でネジを製造していることがわかる。
オカルト・クトゥルフ神話で判定成功するとネジの先端が光っており未来技術と魔術付与されており人間を操る機械であることがわかる。また、目星・アイディアに成功するとこのネジが村の人々の後頭部についているネジと同じものであるこがわかる。
話をすると最近は蛇神という若者からの受注生産で潤っていると話す。
(7)村役場
訪れると村役員に会える。
蛇川村の歴史を教えてくれる。また話すと地震で祠が半壊したこと、
珍しく町に外部からの移住者が来たことを教えてくれる。
※蛇川村の歴史
蛇川村は山に囲まれており、古来より蛇を崇め奉っている。蛇にまつわる伝承が多いが実際には蛇は生息しておらず、現代の若者からは眉唾物と思われている。また、古来より毒物・薬物の知見が深く、貴重なデータのある書物が数多くある。とはいえ、観光となる建物や特産物もなく、すたれた村であることは否めない。
NPC1
名前:蛇川 茜(へびかわ あかね)
役割:導入係兼お助けNPC
備考:本作のメインヒロイン。琴葉茜の容姿をした25歳の女性でブライダル系
の仕事をしている。
NPC2
名前:倉井 彰志(くらい あやし)
役割:精神支配インプラント被害者、ミスリード役
備考:陰鬱でオカルトを趣味とする開業医で蛇井病院のトップ。
長身痩躯で丸眼鏡を着用している。長髪を後ろで束ねておいる。
NPC3
名前:蛇川 葵(へびかわ あおい)
役割:精神支配インプラント被害者、茜の母
備考:父親は数年前に他界しており一人で暮らしている。心優しい未亡人。
NPC4
名前:蛙 次郎(かえる じろう)
役割:精神支配インプラント被害者兼村長、ミスリード役
NPC5
名前:蛇神 一人(へびかみ かずと)
役割:ラスボス(へび人間)
備考:ヘビ人間が幻影を纏わせた姿で精神インプラントがない。
短髪の好青年の出で立ち。
NPC6
名前:只野 浩二(ただの こうじ)
役割:村役員
備考:精神支配インプラント被害者で情報提供者
NPC7
名前:倉敷 泰三(くらしき たいぞう)
役割:工場長
備考:精神支配インプラント被害者で情報提供者
[ヘビ人間の行動原理]
真相(精神支配インプラントの存在、ヘビ人間の正体)に気づかなければ襲ってこない。なぜならば、外部の人間を亡き者にする・インプラント処理をして外部に感づかれるの事を懸念しているからである。しかし、真相に気づいたと気づかれた場合は村民を使って襲ってくる。
またヘビ人間は18:00~24:00の間に防音の地下室にこもっている。
おわりに
たしかこのころ小林泰三さんのホラー作品を
読み漁っていたのでその流れで書きなぐったシナリオです。
ヘビ人間やミ=ゴとかニャルラトホテプはシナリオが作りやすい神話生物ですね。
またいつか仲間とTRPGを行いたいものです。
それでは本日はこのへんで!また明日!
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