本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
つみたてNISAの投資信託ファンド選びに悩んでいます。”eMAXIS Slim先進国株式インデックス”が良いと聞いたのですが、eMaxis Slim全世界株式(オール・カントリー)と比べてどこがよいのでしょうか?
「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」と「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の大きな違いは対象国です。「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」の対象国は先進国(アメリカ、イギリス、フランス、カナダ、スイス、ドイツ、オーストラリア、オランダ、デンマークなど)を対象としたインデックスファンドです。「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の対象国は先進国に加え、日本、新興国が含まれています。本記事ではオルカンと比較し「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」の特徴を分析します。
本記事のポイント
- eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、先進国が対象のインデックス型ファンド
- eMAXIS Slim先進国株式インデックスのここ10年のリターンはオルカンを上回る。
- eMAXIS Slim先進国株式インデックスのリスクは価格変動リスク。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスの投資先は?
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)に連動を目指すファンドです。投資先の国別の内訳は以下の通りです。
(交付目論見書2024年7月25日より引用)
eMAXIS Slim先進国株式インデックスは、先進国株式を対象にしているため、日本や新興国は含まれていません。そのため、「先進国に集中して投資をしたい」や「日本や新興国は個別株や別のファンドで投資しているので被らないように先進国だけのファンドに投資したい」といった人に向いています。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスのリターンは?
「eMAXIS Slim先進国株式インデックス」と「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の基準価格の推移は以下の通りです。参考に「eMAXIS Slim米国株式」を追加しています。
基準価格推移比較(マネックス証券HPファンド比較より抜粋)
- 基準価格の上下傾向は「eMAXIS Slim米国株式」同じ。
- 「eMAXIS Slim先進国株式」の方が「eMAXIS Slim全世界株式」基準価格が高い。
⇒「eMAXIS Slim先進国株式」の基準価格は、「eMAXIS Slim全世界株式」より高い(米国比率が高いため)。
次にリターンを評価するため、各ファンドの3年リターンと[’14-’24各年の収益率]-[信託報酬]を利回りとして120万円を11年間運用した場合の運用額を算出しました。
「eMAXIS Slim全世界株式」と比較して、
- 「eMAXIS Slim先進国株式」のトータルリターン(3年)は+19.05%。
- 「eMAXIS Slim先進国株式」の信託報酬は0.09889%。
- 「eMAXIS Slim先進国株式」の’14-’24年運用額は502万円と高い。
⇒「eMAXIS Slim先進国株式」のリターンは「eMAXIS Slim全世界株式」を上回る傾向にあります。
eMAXIS Slim先進国株式インデックスのリスクは?
「eMAXIS Slim先進国株式」、「eMAXIS Slim全世界株式」は共に投資対象資産が「株式」になる為、株価の価格変動リスクがあります。リスクの評価指標であるシャープレシオは同等で、共に為替ヘッジなしのため、為替リスクも同等といえます。
一方「eMAXIS Slim全世界株式」はリスク分散が効いているため、株式市場が下落相場になった時は、立ち位置が逆転する可能性があります。どれだけリスクを許容できるか、どの国々に投資をしたいか、他金融資産の状況など、投資家によってどのファンドを選ぶか考え方が違うでしょう。
まとめ
「eMAXIS Slim先進国株式」は、先進国を対象とした株式インデックス型の金融商品です。「先進国に集中して投資をしたい」や「日本や新興国は個別株や別のファンドで投資しているので被らないように先進国だけのファンドに投資したい」といった人に向いています。
「eMAXIS Slim先進国株式」は新NISAつみたて枠でも投資可能なファンドです。新NISAは松井証券などのネット証券から開設できます。
|
コメント