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ロールシャッハシンドロームをココフォリアで回すための「設定方法」をまとめたぜ! 初心者GM用に60分で部屋作成を目指すぞ。私が4回GMを行った実践ノウハウつきだ!
この記事は初心者GMが『ロールシャッハシンドローム』をココフォリアで回すために必要な設定を60分で行えるように「ココフォリア上での演出・配置・BGM管理の実務」を中心に書いています。そのため『ロールシャッハシンドローム』のネタバレを含みますので、まだ未プレイの方は注意してください。
1. ロールシャッハシンドローム:演出の方向性
本作は「GMとPL、PLとPL間の対話」が肝のシナリオです。そのため、PLが話しやすい環境を作り出すことを意識して演出を行います。また、本シナリオはいわゆるループ物です。PL側としては、そのループの謎に直面し、脱出していく過程が面白さの醍醐味です。したがってココフォリアでは、派手なルーム演出よりシーン切替とBGM切替のタイミングを意識してください。
2. ココフォリア設定の全体像
- シーン一覧表の作成: 背景設定/BGM設定/立ち絵置き場設定
- スクリーンパネル一覧の作成:演出用画像の位置と大きさ設定
- キャラクター編集:ステータス設定/チャットパレット設定

上記3つは必ず事前に設定しておくこと。シーン切替やダイスを振るタイミングで進行がグダると楽しさが半減してしまうぞー
3. 素材入手(背景/BGM)
先ずは設定に必要な素材を入手します。
エモクロアTRPGの設定で必要な背景はBOOTHのBASELINE様の素材で100円(25.10現在)で購入でき、購入したzipファイルをココフォリアにドラック&ドロップすることで大部分の設定ができます。非常に時短になりますし、格安なので購入推奨になります。

続いてBGMですが、下記のフリーBGMをダウンロードしてください。
4. すぐ使える設定例(シーン一覧表/スクリーンパネル一覧/キャラクター編集)
シーン一覧表作成
ココフォリアのシーン一覧表を作成しておくことで、ワンクリックで背景およびBGMの切替えができます。本シナリオの謎の肝である『ループ』を演出するために事前のシーン設定は必須になります(ココフォリアのログイン/部屋立て方法はコチラ)BOOTHのBASELINE様より購入したroom.zipを下記赤枠にドラック&ドロップします。

その後、下図の様にシーン表を設定してください。

上記の設定にすることで上から順にクリックすることでシナリオのスタートからラストまでワンクリックでスムーズに進行することが可能です。
スクリーンパネル一覧
BOOTHのBASELINE様より購入したroom.zipをココフォリアにドラック&ドロップした時点でスクリーンパネル一覧は設定されています。スクリーンパネル一覧では事前に設定した画像をワンクリックで表示/表示できるようになります。スムーズな演出の為に事前設定が推奨です。また、必要に応じて表示位置を変更してください。キャラクター編集
さてキャラクター編集ですが「ロールシャッハシンドローム」では対話がメインで、ダイスを振る機会が非常に少ないので事前のキャラ作成がほぼ不要です。GM/PL共にステータスとチャットパレットを下図黄色枠の様に編集することで設定完了になります。

ステータスの設定でループ時に発生する共鳴判定の進行状況を見える化できます。また、チャットパレット設定で本シナリオで発生するダイスロールのすべてをカバーできます。
5. 立ち絵の扱い方
ロールシャッハシンドロームは対話がメインのため、立ち絵は背景外にセットするだけでもセッションは成り立ちます。例としては下図の左下で示すように立ち絵を背景外の置き場に置いておく。という処置です。
6. 実戦で気付いた改善ポイント(筆者の4回分の気づき)
・GMはシナリオの進行を頭に叩き込みましょう。GMの進行の参考として、k4sen様によるセッション動画を紹介します。プレイヤー間の距離感やテンポの作り方が非常に参考になります。
・①ループ開始地点でGMが知らないふりをする点。②ループの開始点を印象付けるセリフ回し、③後半の実はループをGMも知っていた事を悟らせる点がこのシナリオの最もポイントとなる点です。意識して進行を行いましょう。
・野良でオンラインセッションをする場合、PL同士が他人である可能性が高いです。そのため、会話が滞る懸念があります。その予防策としてはセッションの募集時に対話がメインである事、PL同士は仲が良い設定である事、セッション開始前に挨拶や簡単な自己紹介で場を和ませた上でセッションを開始すると会話がはずみやすいです。また、始める前にしゃべりやすいキャラクターとしてロールプレイ(なんならGMはいつもの調子でしゃべります。などと名言する)を推奨します。
・序盤はGMが率先してPL達に会話をしてください。思いつかない場合は事前にトークテーマ(お昼何持ってきた?、これから山登りだけどスポーツとかしてる?など)を準備します。そして準備したトークテーマをPL全員に振ってください。率先して会話するPLもいれば、言葉数が少ないPLもいます。上記2名がセッションにいた場合、率先して会話するPLばかり話して、言葉数が少ないPLが喋れない事態が発生し得ます。TRPGはみんなで楽しむ遊びなので全員が会話できるように振ってください。
・中盤から後半にかけて徐々にGMは言葉数を減らしてください。ポイントとしては数秒沈黙がおきても、しゃべらないようにしましょう。序盤でPL間の会話が弾めば、GMがしゃべらなくてもPLの誰かがしゃべってくれます。後半の謎の解明や本セッション最高の盛り上がりを見せる「実はループをGMも知っていた事を悟らせる」への布石としましょう。それ以降は前半同様にGMもしゃべってOKです。
7. 関連リンク
TRPGをプレイするうえで役に立つ記事を出しています。参考までに是非ご確認ください。
8. まとめ:設定は「丁寧な下準備」が命
ロールシャッハシンドロームは「演出の差」で体験が大きく変わります。公式素材に頼りすぎず、ココフォリアの設定を自分なりに整理しておくことで、GMとしての回しやすさ・演出の自由度が格段に上がります。まずは背景・BGM設定から試してください。
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