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皆さんお疲れ様です。
オタクリーマン投資家のtoi3です。
本日はイオン株式会社の
第96期の配当金計算書と定時株主総会招集ご通知が届いたので、
配当金の内容と業績を考察していきたいと思います。
【8267】イオン株式会社
イオン株式会社の概要を表1に示します。
イオンは総合小売大手です。総合スーパーがメインですが、
不動産、金融も手掛けています。
表1.イオン株式会社概要
社名 | イオン株式会社 |
コード | 8267 |
設立 | 1926年 |
資本金 | 2,200億700万円 |
メイン事業 | 総合スーパー |
第96期 配当金と推移
イオンの第96期配当金(期末)は18円/株になります。
2020年度は中間、期末合わせて36円/株の配当金となりました。
表2に年間配当の推移を記載しています。
表2. イオン年間配当金推移(中間+期末)
年度 | 配当金 |
2020年度 | 36円/株 |
2019年度 | 36円/株 |
2018年度 | 34円/株 |
2017年度 | 30円/株 |
配当金額は2019年と同じで、
コロナ禍でありながら配当金維持となっています。
2021年5月2日時点の株価は2982.5円/株ですので、
年間の配当金利回りは約1.2%となります。
配当利回りは4%超え銘柄もありますので高くはない数値です。
とはいえイオンといえば優待が有用ですので配当利回りだけではメリットを語れないですね。
優待については過去記事を参照ください。
【株主優待】イオン株式会社【オーナーズカード優待返金額レビュー】
2020年度業績~toi3考察~
2020年度および2019年度の業績を表3に示します。
表3. 業績比較
2019年度 | 2020年度 | |
営業収益 | 86,042億円 | 86,039億円 |
営業利益 | 2,155億円 | 1,505億円 |
経常利益 | 2,058億円 | 1,388億円 |
当期純利益 | 268億円 | -710億円 |
以下、toi3の考察です。
営業収益は2019年度と比較してトントンなので
売上げは維持していると見ます。
しかし2019年度と比較すると営業収益が下がっています。
2021年2月期決算説明会資料を見ると当期純利益の前期との差は
「サステナブル経営の取り組みとコロナ影響」
とあり、時短営業、営業休止による営業利益の減少が数値として
マイナスが大きいので営業収益の減少が
当期純利益が-710億円に繋がっていそうです。
「営業休止、時短営業」で販売機会が減る中で、
宣伝を多く打つ(=営業管理費が増え、営業利益は減る)事で
売上は維持したが宣伝費がかかり営業利益が下がった。と推測します。
また「コロナ禍による一過性の機会損失と経営体制強化」
を理由に今後V字回復を狙うと記載があります。
個人的には後述の内容踏まえて、なるほど、と合意できる内容です。
2021~2025年度 中期経営計画~toi3考察~
2021~2025年度 中期経営計画を読んでいて面白いな。と感じたのは、
「デジタルシフトの加速と進化」ですね。
ネットスーパーへの取り組み・投資強化は読んでいて
納得感があり期待も持てます。
先述の「コロナ禍による機会損失を一過性」との記載も
このデジタルへの取り組み計画を見ると、
コロナ禍による生活様式のシフトを意識していると感じ好感度が高いです。
一方で「アジアシフトの更なる加速」は、
市場を海外に求めており市場拡大の戦略は同意しつつも
上手く軌道に乗せられるのかは難しそうな課題だな。と感じました。
とはいえ、to3としては全体的に中期経営計画の内容は
納得感と期待を感じさせる内容でした。
toi3のイオンへの投資について
toi3としては今回の業績・今後の展望について同意できますので、
イオンへの投資は続けていきたいと考えています。
現在、私はイオン株を優待狙いで100株保有です。
イオン株式会社の「自己資本比率」が低いので
倒産リスクに備え、それ以上の投資は控えています。
「経営体制強化」で今後「自己資本比率」が増えるのであれば
買い増しも視野に入れたいと考えています。
おわりに
イオン株式会社の配当金と業績考察いかがだったでしょうか。
皆さんの参考になれば幸いです。
企業の考えや将来性や現状を考察できるので
IR情報は読んでいてかなり楽しいですね。
自身で投資する会社のIR情報は読んでみることをオススメします。
それでは、来週も楽しく投資頑張りましょう!
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